薄暮・夜間における事故を防ぐ安全指導を強めよう


☆ライト点灯時間を設定しよう
 10月に入ると秋も深まり、一日一日と陽が暮れる時間が早くなります。薄暮時は暗さで人や物が見えにくくなります。そのうえ帰宅(社)する車、帰宅や買い物をする歩行者や自転車が増えることから、危険度はさらに高まります。
 歩行者や自転車の見落としを防ぎ、また見落とされないためには、早めのライト点灯が有効です。しかし、「まだ周囲の状況がよく見えるし、他の車も無灯火だからライトは点灯しなくても大丈夫」と考える運転者もいるようですが、事業所としては、「17時にライト点灯」というように点灯時間を指定するなどして早めのライト点灯を促しましょう。


☆無灯火自転車との危険な遭遇を警戒しよう
 夜間での運転で特に注意したいのが、無灯火自転車です。交通ルールを無視し、ライトを点灯せずに平気で道路を走行する自転車が散見されます。暗い道路では、無灯火自転車は接近しても発見しづらいため、衝突する危険があります。夜間はこまめにヘッドライトを上向きするなどして無灯火自転車を見落とさないようにしましょう。


☆運転者の視力をチェックしておこう
 薄暮時や夜間に車を運転しいて、案内標識等が見えにくいと感じたり、歩行者等の発見が遅れ、ヒヤッとしたことはありませんか。これは、周囲の暗さや目の疲れだけでなく、視力が衰えていることが考えられます。
 視力は加齢とともに低下し、50歳を過ぎると低下の度合いが大きくなります。優良ドライバーの場合、免許を更新するまでの5年間で視力低下が大幅に進むこともあります。定期的な視力検査を行い、運転者の視力をチェックしましょう。

ライト点灯